2ndアルバム誕生の話

コラム4つ目にしていきなり自分たちの話になってしまいすみません。
しかし、おかげさまで作成から半年も経たぬうちに1stアルバム初回プレス分500枚がほとんど完売になりました。みなさんありがとうございます。
そしてなくなりそうなことに気が付いた12月に急遽2ndアルバムを作成することにしました。

最初に決まったのはレコードのような紙ジャケットにすること。
このジャンルでは多くのアーティストが紙ジャケットを採用していることもありますが、決め手となった理由は持ち運びに便利だから。
私たちのCDは8割くらい路上ライブで売れています。前回のようなケースだと持ってくるのが大変なのです。笑

次に曲ですが、いつもやっているし、るりさんがMade in Franceを入れたいということで採用。元明さんが突然持ってきたマイナーのブルースを入れたいというので採用(Blues d'Autrefois)。
るりさん、杉山さんはラテンをやりたかったみたいでるりさんがラテンのオリジナル曲を作ってきて採用(キノコたちのジプシーダンス)。
それにライブでほとんど必ず演奏している「Dark Eyes」を入れることに。また、メジャーのスウィングを1つくらいは入れたいということで「Coquette」
もう一曲くらいと考えているところに元明さんがどうしても入れたい曲があるということで入れたのが愛の讃歌です。とても良い曲ですね。
これらが決まったころに、日本橋映画祭で演奏をしたんですが、このとき動画と一緒にZOOMのH5というレコーダーで録音も行っており、室内の音響的にもわりと良く録れており、
ライブ音源を入れたいという元明さんのこだわりによってDark Eyesはこのライブ版を入れることに、ついでにその前に演奏したSpainも入れてしまえということでSpainも入れました。

このジャンルではジャンゴの音源が一発録りであることから、多くのアーティストが一発取りでCDを作成しています。そのため私たちも全曲一発録りです。
音が被ってしまったり、使用できるマイクの本数も限られてしまうため、別録りのようにキレイな音ではありませんし、テンポも完璧にキープは出来ませんが、
ライブ感が伝わる1枚になったと思います。

そういえば、1stのキノコ狩りのジャケットの裏を見てお気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、実はあのときはリズムギタリストがレコーディングに参加していなかったため、
3人での演奏を1発録りし、ギターソロはその上に重ね録りをしていました。なのでこのキニナルキノコは現在の4人での最初のアルバムでもあります。

そんなこんなで完成した2ndアルバム「キニナルキノコ」3月24日神楽坂MASH Recordsでレコ発ライブです。よろしくお願いいたします!